2024.12.13

【イベントレポート】健康で幸福な未来の実現に向けて ~新湘南ウェルビーイングフェスタ2024

11月23日、神奈川県藤沢市の湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)にて、「新湘南ウェルビーイングフェスタ2024」が開催されました。
新湘南エリアから生まれるヘルスイノベーションを通じて、健康、移動、社会参画など、地域での「幸福で満ち足りた社会の実現=ウェルビーイング」について役立つ製品やサービス、趣味、考え方、コミュニティなど、様々な企業や大学による展示や実証実験が行われました。


【関連記事】
高校生が考えるウェルビーイングとは?◇大船高校・藤沢清流高校

https://science-manabi-lab.com/topics/t-article45/

本田技術研究所
「分かり合えるロボットと歩いてウェルビーイングな毎日を」

個人を認識すると、一緒についてくるHONDAのロボット。荷物を積んでくれる。
ロボットとの散歩体験がSFの世界そのもので楽しい!

横浜国立大学 藤本研究室
「詳細地図を用いずに目的地まで自動で走る車椅いす型ロボット」

ファミレスなどで普及しつつある配膳ロボットなどは設定された店内マップの範囲で動きますが、ここで開発されているロボットは、初めて通る場所でも自律して移動することを目指しています。

横浜国立大学 加藤研究室
「サイボーグ技術で失われた身体機能を取り戻す」

身体機能を機械システムで置き換えるサイボーグ技術を医療・リハビリに応用する研究も進んでいます。筋肉の動きを、腕に装着したセンサーを通じて筋肉の動きを伝えると、サイボーグの指が動く!

【実証実験】災害時の医療を体験!オンライン診療機器搭載医療コンテナ

屋外の実証実験コーナーでは、災害時の医療支援や感染症の拡大防止に活躍する医療コンテナが。
被災地に派遣して診療を行える設備を搭載していますが、ここでポイントとなるのが遠隔診療システム。実際の運用時にはコンテナ内の診察室には看護師が待機して患者に対応し、医師は遠隔地からディスプレイを通じてオンライン通話で診察を行います。
特に正確な診察を実現する上で重要なツールとなるのがデジタル聴診器で、これにより患者の聴診データを離れた場所にいる医師が確認することできます。

災害時に限らず、遠隔オンライン診療が普及すれば、患者はクリニックや病院にいかなくても利便の良い場所から診察を受けることができるようになります。
社会の人口減と併せて医師の地域偏在により医療が行き渡らないことが社会問題になっていますが、こうした医療テクノロジーの発達で地域格差も無く、人々の健康が守られることにも繋がります。医療のイノベーションがいまここでも始まっています。


デジタル聴診デバイス「ネクステート」を開発した株式会社シェアメディカル代表の峯啓真さん。

Lively
「あなたはどのタイプ?12人の幸福になりたい現代人」

「QOLテスト」、「性格テスト」、「疲労ストレステスト」、「生活習慣のアンケート」を基に、キャラクターに分類して自分に合った休息のしかたを提案してくれる診断エンターテイメント。キャラクターがかわいい!

カフェテリア限定ヘルシーランチ

この日のカフェテリアの昼食では健康的で美味しい特別メニューが選べました。塩分少ないのにしっかりコクがあって美味しい。研究所の皆さんの健康は食生活からも守られているんですね。

腸管免疫研究所
「おいしいお菓子を食べて免疫すこやかに」

新湘南の新名物が誕生!その名も「iサブレー」。
高い健康効果が期待される乳酸菌(BIomaxC60)とレンコンを組み合わせた素材を使っている。健康で豊かな暮らしの原点は「食」から。まさにウェルビーイング実現のためのお菓子です。

ご紹介したのはほんの一部で、このほかにも医療・健康から生活を変えていくモビリティやウェアラブル機器などの体験や、先端研究を紹介するワークショップをはじめ、屋外の芝生エリアではヨガ、ダンス、太極拳を楽しめるなど、精神と身体でウェルビーイングな世界観を体感できるイベントでした。

【関連記事】
高校生が考えるウェルビーイングとは?◇大船高校・藤沢清流高校

https://science-manabi-lab.com/topics/t-article45/

この記事をシェア!

▲